【 [ enabler ] の問題】
「enable」は「できるようにする」「可能にする」という動詞ですが、そこに[er]をつけると【enabler:できるようにしてあげる人】となります。

この【enabler】という単語、日本のニュースではあまり耳にしませんが、アメリカでは社会問題のひとつとしてニュースや新聞記事などでよく登場する単語らしいです。

enabler「できるようにしてあげる人」の一体何が社会問題なのか、、

「できるようにしてあげる人」というと一見役に立つ人のように思えますが、社会心理学では

【できるようにしてあげる人=間違った行動を許す人】

という意味で、問題行動を起こす者とともにそこに存在するenablerの問題、彼らが抱える問題点について研究されている。

例えば、
・パラサイトして働かない子どもにおろおろしながらも面倒をみてしまう親
・夫のアル中や暴力を許して耐えてしまう妻
・物やお金を与えすぎたり、過保護にしすぎて、子ども(パートナー)を自立できないようにしてしまう親(人)。

これらの人は、問題を起こしている加害者から被害を受けている者、それらの問題行動に困っている者であるわけですが、実は同時にenabler自身も大きな問題に直面しているのだ、ということ。一方的な被害者ではない、ということです。

そう、これは共依存の問題なのです。
不調和な共依存の人間関係の裏には、どちらかだけではなく、両者がそれぞれに克服しなければいけない課題が隠れているということ。

相手の存在を許すこと(尊重すること)
相手を支えること
相手の事情を受け止めること



相手の誤った言動を認めること・受容すること

とは違います。


黒を白だという人に、そうですね、あなたがいうなら白ですね。という。

そういいつつ、そうでないということを本人に気づかせる技量と度量がある人は素晴らしいわけですが、


多くの場合は、そうだろそうだろ、それでいいんだと勘違いをさせ、助長させ、いつまでも間違いを続ける癖を強くつけてしまいます。

男女

師弟

雇用者と従業者

供給者と需要者

セラピストとクライアント

ヒーリングに携わる者は、特に、ここは間違えないようにしたいところです。そこに力関係が生じやすい間柄であれば尚更、共依存の関係をつくらないような注意が必要です。

共依存は、結局どちらのためにもならないのだ、どちらも心地よくなく苦しいのだ、ということに気づかねばなりません。

実は私も失敗した経験があるので、よくわかります。

まずは、みつめてみることです。
自分がenablerになっていないか。
周囲にenablerをつくっていないか。
心地よくない人間関係をつくっていないか。

気づいたら、そこが変わり時。
人は変われます。
enablerの人がもつ特性「思いやりの深さ、忍耐強さ、受容性の高さ」をよい方向へ生かしていけばよいのです。

お互いが相手を思いやり、イキイキ輝き、本当の笑顔で笑いあえる、そんな関係に☆彡

<<【毎日のベース】 | 【2011年前期のヒーリングモニター募集】 >>